梅雨が明け、空気に夏の光が宿るころ。
富士のふもと・ステラサウンズにて、特別な1日を過ごしませんか?
今回の富士山リトリートは、極上の精麻を使って「鈴緒(すずお)」を編むワークショップ。
ワークショップのファシリテーターは、川崎市元住吉のサロン「みちてらす」で素晴らしい講座や個人セッションを提供されている大麻職人の西村今日子さん。富士山リトリートには三度目の登場です!
「鈴緒(すずお)」を制作する前には、皆さんがこの下半期に心に描いていることについて、西村さんのタロー・デ・パリと私のルーンによるミニリーディングを行います。
ダブルリーディングと鈴緒つくりで、新しい心の旅の支度をお手伝いができたら、私たちにとってこんなに嬉しいことはありません。

鈴緒(すずお)とは?
「鈴緒(すずお)」とは、神社の拝殿で手を合わせ、神さまにご挨拶をしたり、願いの後押しをお願いする時に心を込めて鳴らす、あの鈴のついた縄のことです。
では、鈴緒はどんな役割を持っているのでしょうか。
今回あらためて調べてみたところ、神戸の「祇園神社」様のホームページにとてもわかりやすい解説が掲載されていましたので引用させていただきます。
さて、鈴は、決して「神さーん。私、お参りに来ましたよー。」というような神さんを呼び出す呼び鈴ではないようです。
普通、順序として鈴を鳴らしてから拝みますが、上に書いたような意味からすれば、巫女さんがお神楽の鈴をご祈祷の最後に振るのと同じように、拝んでから最後に鈴を鳴らして神さまの力をもらうのが順番かもしれません。
そして、それを鳴らす綱を鈴緒(すずお)といいますが、これは麻緒という紐(布をなって作っているものもありますが)3本を『螺旋』状にない、縄状態にしたものが多いようです。
では、なぜこれを鈴綱・鈴紐、あるいは鈴縄とは言わず鈴緒というのでしょうか。
新潮国語辞典にもあるように、『緒』という言葉には、「魂をつなぐもの・いのち・玉の緒」という意味があります。そして「へその緒」という言葉も思い起こします。
「ここ」と「向こう」をつなぐものとして、橋や階段、坂道などもそうでしょう。そして神社の参道も。
「ここ」も大事なら、「向こう」も大事。それらをつなぐものも大事。
この鈴緒の先端は天までずぅーっと伸びて・・・・・。これに『触る』ことによって、これを『振る』事によって、音をさせることによって、神の力を頂くのかもしれません。
神戸・平野「祇園神社」ホームページより引用 https://www.kobe-gionjinjya.com/thing.html

上の写真は吉野の水分神社様の鈴緒です
今回のワークショップでは、およそ50センチの長さの鈴緒を精麻を使って編みます。
西村さんによると、お家に神棚がある方は完成した鈴緒をその下に飾っていただくのがおすすめ。
そう、そこはもう、小さな聖域です。
(もちろん、神棚以外の場所に飾っていただいても大丈夫です。)
日々の暮らしのなかに、自分自身の手で編み込んだ「神聖な場」を設けたい。
そんな願いから生まれた、静かな1日リトリートです。
大麻と大麻飾りについて
加工された大麻の繊維のことを「精麻(せいま)」と呼びます。
大麻のことってわたしたち、知っているようで知らないことも多いですよね。
大麻そのものは、日本人の衣食住や神社を支えてきたとても神聖な植物です。
※日本では、現在、薬物と認定され使用が許可されていないのは大麻の穂・葉・根の部分であり、そのほかの種・茎は使用することを許可されています。
現在では、数はとても少なくなったようですが、都道府県知事が発行する取扱免許を取得した大麻農家さんが、種そのものが無毒化された大麻を大切に栽培し、そこから大麻の繊維をとり加工されているとのことです。
そうして出荷された精麻は神社で御神事に使われたり、お相撲さんの横綱の綱にも使われているそうです!
植物から生まれる繊維の中でも最も強いもので、衣料だけでなく、合掌造りの屋根の下の部分に使われているのも麻の茎の部分とのこと。
本当に、古来から日本人の生活に浸透していた植物だったんですね。
大麻飾り職人・西村今日子さんのワークショップとは?
神奈川県・元住吉の西村さんのサロン以外に、これまでにステラサウンズでもすでに2回開催して大好評をいただいたこの大麻飾りワークショップ、わたしももちろん一緒に作ったのですが、西村さんが用意してくださる厳選された精麻を素材に丁寧に編み上げていく時間は本当に良いものでした。
普段、バッグやがま口を作ったりするときも、動的な瞑想の効果があるなとは思っていましたが、大麻飾りを編むということは、全く別の次元の世界で…
精麻そのものが持つ力に触れていることでもあり、より神聖なご神事のお手伝いをさせていただいているような、とても静かな気持ちになることができました。
これまでに出来上がった作品はお守りのように持ち歩いたり、お部屋や自分の周りを浄化したりと日々、お世話になっています。
【当日の流れと体験】
当日は、富士山リトリートでは恒例となった駿河国の一宮「富士山本宮浅間大社」への参拝から。
そのあとはこちらも恒例の名物「ふじのみや焼きそば」でワイワイとランチ。
ステラサウンズに到着したら、まずは心を整えるところから始まります。
西村今日子さんの「タロー・デ・パリ」と、福島千種の「ルーン」による、ダブル・ミニリーディング。
「この下半期、私はどんなビジョンを持っているだろう?」
「いま、どこに立っていて、何へ向かおうとしているのか?」
地図をひらくように、自分の内側と静かに向き合う時間は、静的な瞑想のよう。
そしてそのあとに続くのは、手を使い、意識を込めて、一本一本精麻を撚り、編んでいく「鈴緒づくり」。
大麻飾りを制作する過程で丁寧に精麻をすいたり、編んだりする時間はまさに動的な瞑想です。
本格的な夏の到来を前にした、こころの総決算。
「鈴緒づくり」を通して、静かに自分と向き合う時間を過ごしていただけたら…というのも、わたしと西村さんが共に抱いている想いです。
しん…とした集中と、やわらかい沈黙。
いつの間にか、あなたの手の中に神聖な空間が生まれていくでしょう。
【こんな方におすすめです】
- 忙しい毎日の中でも、ひととき落ち着きたい方
- 自宅や仕事場に、神社のような神聖なスペースを持ちたい方
- 手仕事やものづくりが好きな方
- 自分自身の「これから」と向き合いたい方
- 小さな旅に出るように、日常から少し離れてみたい方
【ゲスト講師】
西村今日子 大麻飾り認定職人・元住吉「みちてらす」主宰・セラピスト

元住吉ヒーリングサロン「みちてらす」サロンオーナー。「自己理解を深めてゆくことで能力は開発され、他者との関係性も豊かになり、望むことにエネルギーが注げるようになる」という考えのもと、数多くの個人セッションやオリジナル講座を通して、クライアントが自分とつながり自分に目覚めて、自らの可能性を開いていくためのサポートを行っている。「ねろたん」の愛称で全国に多くのファンを持つ。
公式サイト https://nerotan22.com/
【日程】
2025年7月19日(土) 1日ワークショップ
電車の方 11:40 JR富士宮駅集合
お車の方 11:50 富士山本宮浅間大社集合
浅間大社参拝とランチ後、ステラサウンズへ移動 ~
13:30~ ワークショップ ~ 18:00解散
※天候や交通事情などにより、当日の流れは予告なく変更となる場合がございます。
【会場】

ステラサウンズ富士宮
(静岡県富士宮市光町・JR身延線富士宮駅)
【参加費】
17,000円(ワークショップ参加費・材料費込)事前振込またはクレジットカード決済
※この料金には富士宮市までの交通費および飲食代などは含まれておりません。各自で都度お支払いください。
お申込方法
本日より参加の受付を開始いたしますので、参加ご希望の方は専用フォームからお申込をお願いいたします。
キャンセルポリシー
イベント開催1週間前までのキャンセルは全額返金いたします(振込手数料差引額)。
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