三昧琴奏者で、元・祐天寺スペースUオーナーの福島千種です。
先日、Facebookでこんなことを宣言してしまいました。
【お茶の間サロンをやりたい。】
セッションの時、外にレンタルサロンを借りるのもいいんだけど、わたしはやっぱりわたしの場でセッションしたい!という気持ちが日に日に強くなってきた。
と、なると、自宅サロン。しかし我が家に来たことのある友人のみなさまはご存知の通り、うちにはサロン専用に独立して使える部屋はない。
そうなるとLDKでやるしかない。THEお茶の間サロンである。
この、図書館並みに天井まである本棚がどどーんとそびえ立ち、スターウォーズグッズとかミッフィーとか昔のMacintosh SEとか鹿の角とかもろもろもろもろに囲まれたものの多い部屋で、である。
そんな場所でセッション受けてくれる人がいるんだろうか。お茶の間に人を迎え入れることは、わたしにとっては脳みその中を見せるようなもの。
(まあ、スペースUの時もダダ漏れだったとは思いますが…)そんな!恥ずかしい〜!!けど、なんだかぱかーんと開いてみたい気もする。お茶の間サロンなら、セッション終わってそのまましばらく文字通りお茶飲んだりおやつ食べたりしておしゃべりもゆっくりできそうだなあ。
いま、せっせと断捨離中。
3月中は息子の卒業式準備やら何やらで忙しいので、春分の日までにもうすこし整えて4月から試験運転してみようかなあ。こんな環境ですがもしモニター受けてもいいよ、という奇特な方は連絡ください。
私が、エサレン研究所でエサレン(R)マッサージの認定コースを受講し、晴れてエサレン(R)ボディワークプラクティショナーになったのは2007 年。今から12年前。なんと、干支を一回りしてしまったのですね。
「すぐやる課」の私は、そのまま自宅の一室をサロンにしつらえて「Junglepalm Apt.」という名のサロンをオープンしました。
まだそんなに忙しくはありませんでしたが、1年ほど自宅でお客様をお迎えしたのちに、大好きだった目黒区・祐天寺の物件と運命的に再会。こんなチャンスは二度とないだろうと、家賃の心配もどこぞに吹っ飛んでそのお部屋を借り、「スペースU」をオープンしたのが2008年9月末でした。
最初の2年は、それこそ家賃を払うだけが精一杯の状態でしたが、たくさんのご縁のおかげで徐々にお客様も増え、後半の5年間はそれこそ毎日のように誰かが、どこからかあの場所にお越し下さるようになりました。
祐天寺で過ごした10年間に、私だけでなく、お客様も、友人たちも、仕事仲間も、みんながそれぞれの想いとパワーを発揮し、自分自身の世界を作り上げていきました。振り返ればあっという間のようでいてスローモーションのようにとてもゆっくりにも思える、濃厚な時間でした。
最後の1ヶ月、サロンでの最後のイベントになった「Talk!YTJ(トーク!祐天寺)」や、フリーオープンにお越し下さった皆様との時間も忘れられません。
9月末のサロンクローズの前に、お世話になった皆様にお気軽に遊びに来ていただきたくて最後にこの場で楽しい時間をご一緒したく…
9/10から9/13まで4日間開催した、フリーオープンDay。 https://ameblo.jp/junglepalm…
たくさんの皆様にご参加いただいたTalk! YTJ(トーク!祐天寺)最終回。「自由」をテーマにコオさんやみなさまとたく…
9月27日から本日まで備品を引き取っていただいたりお掃除を手伝っていただいたりみなさまのご協力のおかげで先ほど無事に完全…
サロンクローズから半年。
突然、冬眠から冷めたかのように浮上したまさかの自宅サロン復活案。サロンの名前は、「スペースU:nest(ネスト)」。
nest = 巣
小さくこもりながら、体を休めたり、想いを表現してみたり、自分と対話する場所。祐天寺でのあの空間とは真逆をいく感じですが、どうも今の私はそんな場所をつくりたいみたい。
上に引用したFacebookにも書きましたが、プライベートの真ん中に迎え入れることはなかなかに勇気がいることですが、「開いてみたい」という気持ちもすごくあって。
「スペースU」を閉めるときに、ある人が旅好きの私に「これからは、千種さんのいくところいくところが全てスペースUになるんだね」と言ってくださったんです。なるほど、それもそうかもしれない。そして、私や家族の秘密基地であるこの自宅もまた、スペースUになりうるのかもしれない。そんな風に思ったのでした。
小さな鳥の巣のような我が家のリビングでご提供できることを、しばらくは試行錯誤しながらお届けしていきます。これまで通りの個人セッションのほか、3名以内のごくごく少人数での講座やワークショップもできるかなと思います。
サロン専用部屋ではないので、本当に「うちにおいでよ」といった風情。
「nest」という単語には、「(昆虫や動物たちの)巣」という意味以外に、「(居心地の良い)避難所、休み場所」という意味も含まれています。ここで、このお名前を出すのはとてもおこがましいとは思うのですが、佐藤初女さんの「森のイスキア」的な場所に、いつかなれたら、と思っているのです。
さて、この自宅サロン復活案に、家族もびっくりです。今年は、息子の大学進学でまた少し生活リズムも変わるので、どんな風に運営していったらいいのかを家族とも調整しながら、しばらくの間は手探りで進めていくことになりそうです。
そのため、4月と5月はプレオープン期間とさせていただき、これまでにお会いしたことのある方に限らせていただきますがモニター価格でセッションを受けていただきながら、この小さな巣のようなサロンの居心地などを味わっていただけたら…と考えています。
「スペースU:nest(ネスト)」プレオープンについての詳しいことは次の記事で書きますね。